歯の痛みが体調不良の始まりだった私の52歳の体験
52歳の時のことです。
49歳で離婚後、17年ぶりに社会に出て、フルタイムでデスクワークの仕事を始めて3年が過ぎようとしていた頃です。
その頃の私は、それなりに心配事は抱えていましたが、経済的には、少し先の見通しがつき始めホッとして毎日を過ごしていました。
そんなある日突然、歯に激痛が走りました。
何も手に付かないほどの激痛でした。
もちろん食事もできませんでした。
早速、予約を取って歯科医院を訪れました。
待合室では、『キーンキーン』と器械で歯を削られている音が聞こえてきます。
その音を聞いていると、これから始まる痛そうな治療が、リアルに想像できて落ち着かなくなってきました。

何も手につかないほどの激痛でした。
歯科医で知った衝撃の診断
「あらかんさん。どうぞ。」
ドキドキしながら治療用の椅子に腰を掛けて、大きく口を開けました。
歯科で虫歯の治療が始まるとばかり思っていました。
ですが、医師の言葉は「これは歯槽膿漏ですね」でした。
そして「歯がグラグラですよ。」とまで言われたのです。
私は虫歯になりやすい体質なので歯磨きは徹底していました。
また、治療済みの歯は多いのですが、歯科医から歯茎は丈夫と言われていたので驚きました。
歯槽膿漏の治療として、歯茎の深いクリーニングをしばらく続けることになりました。
そして、生活習慣を見直すことになりました。
歯槽膿漏の原因は様々であることを知ったからです。
フルタイムで仕事をしながらの長期の歯科通いは、結構大変です。
(というか面倒くさいです。)

私は、激痛が走るまで、何の変化も感じませんでした。
歯がグラグラしていることすら感じていなかったのです。
定期検診をまめに受けていなかったことを深く反省しました。
定期診断をまめに受けていたら、自分では気が付かなくても、歯科医が兆候に気が付いてくれていたと思うからです。

えぇ~。私、入歯になっちゃうの!?
お金ないのにどうしよう…
歯がグラグラですよって言われたときは、目の前が真っ暗になりました。
歯周病(4mm以上の歯周ポケットを持つ人)の年齢別割合
歯周病と深く関わりのある歯周ポケットを持つ人の割合を調べてみました。
(歯周ポケットの深さが4mm以上になると異常で歯周病とみなされます。)
歯周病とは、歯茎や歯を支える骨に影響を与える病気全体を指し、軽度のものから進行したものまで含まれます。
歯槽膿漏は歯周病の最も進行した重度の状態です。
厚生労働省の「令和4年歯科疾患実態調査」の結果によれば、以下の通りです。
年齢階級 | 割合(%) |
---|---|
20~24歳 | 25.3 |
25~29歳 | 25.4 |
30~34歳 | 31.0 |
35~39歳 | 34.6 |
40~44歳 | 34.8 |
45~49歳 | 29.2 |
50~54歳 | 37.0 |
55~59歳 | 38.8 |
60~64歳 | 41.2 |
65~69歳 | 37.9 |
70~74歳 | 36.4 |
75~79歳 | 31.1 |
80~84歳 | 20.9 |
85歳以上 | 19.8 |
このデータは、年齢が上がるにつれて歯周ポケットを持つ人の割合が増加する傾向を示しています。特に40歳以上でその割合が顕著に高くなっています。
詳細な情報は、厚生労働省の「令和4年歯科疾患実態調査」の結果概要をご参照ください。
「あなたの人生で最も後悔していることは何?」800人のシニアに聞いた結果
「あなたの人生で最も後悔していることは何ですか?」というシニア800人へのアンケート結果では、なんと、歯のケアについての後悔は8位です。
歯磨きはもちろん、定期検診も必須です。
父も仕事が忙しく歯のメンテナンスを怠ったことを後悔していました。
どうやら入歯は口に馴染まないし、何かと不自由らしいのです。
父は高度成長期の時代をサラリーマンとして過ごしています。
子供の頃は、朝起きたときには、父は既に出勤、夜寝るときは、まだ帰宅していませんでした。
おまけに当時は、週休二日制ではなかったので歯科医院へ行く時間を割くことが難しかったと思います。
そしてまだ、歯科は歯のメンテナンスに通うというよりは、虫歯になったら行く時代だったのです。
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長くなりましたので次回に続きます。

私が歯槽膿漏になった原因と当時の実際の生活。
そして、怖すぎる歯槽膿漏が体に与える影響についてのお話です。
↓恥ずかしながら当時の私のダメダメな生活ぶりも公開しています。

↓もう2度とアルミ製の桶が落ちてこないように心に留めておきます。

↓入歯は避けたい!藁にもすがる思いで続けた口腔ケア!

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