「歯槽膿漏ですね。」
「歯がグラグラですよ。」
52歳の時、歯に激痛が走り、飛び込むように訪れた歯科医院で言われたのは、衝撃的な言葉でした。
えぇ~。私、入歯になっちゃうんですか!?
しばらく治療を続けて様子を見ましょう。
は、はい…
歯槽膿漏の症状と診断
当時の歯槽膿漏の症状と診断を思い出してみました。
私の歯槽膿漏の症状
当時の私の状況をこちらのチェックリストでチェックしてみました。
8年前の記憶を思い起こしてみました。
項目 | 感想・症状 |
---|---|
歯肉の色が赤い、もしくはどす黒い | 無 |
歯と歯のあいだの歯肉が丸く、腫れぼったい | 無 |
歯肉が、疲労時やストレスがかかっているときに腫れやすい | 無・気が付かなかったのかも!? |
歯肉が退縮して、歯と歯のあいだにすき間ができてきた | 無 |
歯が長く伸びてきた | 無 |
歯の表面を舌でさわるとザラザラする | 無・気が付かなかったのかも!? |
歯みがき時などに歯肉から出血しやすい | 有・歯磨き時に出血してました! |
起床時に口が苦く、ネバネバして気持ち悪い | もしかしたら時々朝コーヒーが美味しくない時は、こんな時なのかな!? |
歯肉を押すと白い膿がにじみ出てくる | 無 |
歯の動揺がある | 自覚はなかったけれど歯がグラグラと言われたので症状はあったことになります。 |
歯と歯のあいだに食べ物が挟まりやすい | 有・若い頃、高齢の人が爪楊枝を使うのが不思議でしたが、理解できるようになりました。(私は爪楊枝は使わないけどね!) |
上顎の前歯が出てきた | 無 |
人から口臭があると言われる | 人から指摘されることは稀だと思いますが、娘が指摘しなかったので無かったのでは!?と思ってます。 |
以上の項目に1つでも当てはまったら、歯周病の恐れがあります。
歯科医院の健診に行きましょう。
歯槽膿漏の治療
❶検査と診断
◆歯周ポケットの測定
歯と歯茎の間の隙間(歯周ポケット)の深さを測定します。通常は3mm以下が健康とされ、それ以上深いと歯周病が疑われます。
◆レントゲン撮影
骨の状態や炎症の進行具合を確認します。
◆歯垢・歯石の確認
口腔内の汚れや歯石の量をチェックし、治療計画を立てます。
❷ 初期治療:歯石除去(スケーリング)
専門の器具を使い、歯の表面や歯周ポケット内にたまった歯垢や歯石を除去します。
【手法例】
手動スケーラー:手作業で歯石を取り除く。
超音波スケーラー:超音波振動で歯石を効率的に除去。
(歯石を取り除くことで炎症が軽減し、歯茎の状態が改善します。)
❸クリーニング(ルートプレーニング)
歯の根の表面を滑らかにする処置です。細菌が付着しにくくなり、歯茎が再び健康に密着しやすくなります。
これも歯周ポケット内で行われるため、痛みを軽減するために局所麻酔を使用することがあります。
歯周病が進行し、通常のクリーニングでは対処できない場合は、外科的治療が必要になることがあります。
フラップ手術(歯周外科手術)・歯周組織再生療法・骨移植などです。
私の治療後
私の歯槽膿漏は幸い軽度でした。
検査と診断の結果、歯茎の深いクリーニングの治療を受けることになりました。
ただ私は、治療中に仕事を続けることも、歯科医院に通うことも、難しいほど体調が悪くなり、
治療を3~4ヶ月で中断せざるを得ない状況になりました。
歯科で教わったことを実践し、自分でメンテナンスを続けているうちに歯槽膿漏が改善し、歯のグラグラが収まりました。
歯がグラグラって言われたときは、頭にアルミ製の桶が落ちてきたような気持になりました。
入歯にならなくてホントによかったです!
当時の生活スタイル
私はちょうどそのころ、離婚後、フルタイムで働き始めて3年が過ぎようとしていた頃です。
独身の頃以来、久しぶりの一人暮らしを始めて2年が過ぎようとしていました。
娘が高校3年生の時に、本格的に始めた日本株運用が上手くいっていたこともあって、娘が希望する、家から通うことができない大学へ通わせることを決心したので一人暮らしが始まりました。
当時の私の平日の生活スタイルを振り返ってみます。
6:30 | 起床・何かしら飲み物を飲んで簡単なお弁当を用意する。
朝食は抜き。(朝起きてすぐは食欲なし) 身なりを整える。 |
7:30 | 家を出て満員電車に乗って職場へ向かう。 |
9:00 | 出勤。仕事中は、職場の無料の自販機のコーヒーを2~3杯飲む。
(決して美味しいとは言えないコーヒーなのですが…) |
18:00 | 退社時間!(ありがたいことに残業が殆ど無い職場でした。)
混み始めた電車に乗って、最寄り駅のスーパーへ寄ったりする。 |
19:00 | 帰宅。簡単な食事を作って食べる。入浴。洗濯をする日もあり。 |
21:30 | PCデスクに座って、気になる情報を探したり、四季報をめっくったり。
ワールドビジネスサテライトを観る等、楽しいあっという間の時間。 |
02:00 | 寝るのはたいてい2時前後になってしまう… |
休みの日は、起き上がれなくて昼まで寝ているという生活スタイルでした。
当時は自覚はなかったというか、全く顧みない、慢性的な睡眠不足でした。
歯槽膿漏を引き起こしやすい要因7選
私が歯槽膿漏になった要因を考える前に、チャットGPTで、一般的な要因を7つ、選んでもらいました。
- 不十分な歯磨き・口腔ケア
- 喫煙
- 不健康な食生活
- ストレス
- 睡眠不足
- 糖尿病や生活習慣病
- 不適切な歯並びや詰め物の不備
歯槽膿漏になった要因分析
歯槽膿漏を引き起こしやすい要因を参考にして、私が歯槽膿漏になった原因を考えてみました。
❶睡眠不足
なんといっても一番の理由は睡眠不足だと思います。
平日、4時間半~5時間程度。
休みの日に寝だめする。
全く足りていないと思います。
❷ストレス(離婚後ダメージ)
それに加えて、離婚をして3年が過ぎようとしていましたが、まだまだゴタゴタがあって精神的に少し疲れていたのです。
離婚したことに全く後悔はありません。
それでも、大きなダメージが残りました。
❸不健康な食生活
朝食は食べたほうがよかったと感じています。
毎日、夜更かしするので朝は全く食欲がなかったのです。
朝食を抜いたほうが向いている人もいると思いますが、私の体質を考えると朝食は必須だったのではないかと今は思っています。
そして食事量に対してお菓子を食べる量が多かったと思っています。
職場でコーヒーを飲むときに、頂いたお菓子や、チョコレートをいっしょにつまんでいたのです。
❹不十分な歯磨き・口腔ケア
自分では、十分に歯磨きをしているつもりでいました。
でも、歯槽膿漏になって歯科で治療を受けてから不十分だったと感じるようになりました。
当時、私は、しっかり歯磨きをして、週に2度くらいデンタルフロスをして十分だと思っていました。
そして歯間ブラシを使っていませんでした。
まとめと気づき
とりあえず、入歯を回避できたことがなによりでした。
年齢を重ねると、歯に限らず身体の変化を敏感に感じるために、体に寄り添う気持ちって大切だと感じています。
今では朝食もきちんと食べ、睡眠も意識しています。
(睡眠に関しては時々羽目を外してしまいます。)
これからも健康を守るための工夫を続けていきたいと思います!
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