はじめに
この「パソコン苦手意識を克服シリーズ」は、
PC操作に慣れるまでの体験をまとめた、60代のリアル記録です。
これまでに、ブラウザの使い方やファイル整理、クラウド、新しいPC選びについてなど、
初心者向けに全6回の体験談を書いてきました。
今回はその第7記事めとして、「古いPCの安全な処分」に挑戦した記録をお届けします。
前回の記事では、AIに協力してもらいながら、
新しいPCへデータを移行した体験を書きました。

今回はその続編として、古いPCを安全に処分するまでの流れをまとめました。
「使わなくなったパソコン、どうすればいいの?」
「データが残っていたら不安…」
そんな方の参考になれば嬉しいです。
データ移行後にやっておくこと
大事なファイルの最終チェック
写真や書類、ダウンロードフォルダなどをもう一度確認しました。
長く使ったPCには思わぬ場所にデータが残っていることもあります。
USBや外付けHDDなどにもバックアップを取っておくと安心です。
クラウドとUSBを併用して安心を確保
私はGoogleドライブにも保存しましたが、念のためUSBメモリにもコピーしました。
PCを使用し始めたばかりの頃の画像は、PC内のピクチャに保存していました。
娘が幼いころの写真を紛失したら悲しいので、「念には念」を入れました。
「念には念を」で、これが後々の安心につながります。
(USBメモリ、初めて使いました)
もし知らなかったら、きっとちんぷんかんぷんだったと思います。
大切な思い出を安全に保管できたのは、クラウドを学んでいたおかげです。
クラウドについて詳しく知りたい方は、以前書いたこちらの記事もどうぞ!

不要なアプリとセキュリティソフトを削除
Nortonをアンインストールしてスッキリ
古いPCには有料のセキュリティソフト「ノートン」を入れていました。
安心感はありましたが、毎年の更新料や動作の重さが少し気になっていました。
アンインストールした後、
Windowsの標準セキュリティ「Microsoft Defender(マイクロソフト ディフェンダー)」を確認すると、
しっかり有効になっていました。
Windows標準のセキュリティで十分だと実感
今回のPCの買い替えをきっかけに、
新しいPCのセキュリティはノートンではなく、
Windowsに最初から入っている「Microsoft Defender」を使用することにしました。
最近のディフェンダーはとても優秀!
ウイルス検出率も高く、常に自動で最新の状態を保ってくれるということを知ったからです。
そう思って、私は新しいPCには有料のセキュリティソフトを断捨離しました。
そのおかげで、動作も軽くなり、年間の出費もゼロ。
心もPCもスッキリです。

作業の合間に甘い時間を少しだけ!ほうじ茶ラテとホームメイドのブラウニー
履歴や個人データを削除する
パソコンを手放す前に、必ずやっておきたいのが「履歴」や「個人データ」の削除です。
ブラウザを使っていると、思っている以上にたくさんの情報が記録されています。
たとえば──
-
どんなサイトを見たか(閲覧履歴)
-
ログインしたIDやパスワード(cookie)
-
表示を早くするための一時データ(キャッシュ)
これらを残したままPCを処分してしまうと、個人情報が流出するリスクがあるため注意が必要です。
【Chromeのブラウザを使っている私の場合】
私は普段Chromeを使っているので、以下の手順で削除しました。
-
Ctrl + Shift + Delete を同時に押します。
-
「閲覧データの削除」という画面が開きます。
-
「閲覧履歴」「cookie」「キャッシュ」にチェックを入れて「データを削除」をクリック。
これだけで、閲覧やログインの記録がすっきり消えます。
【他のブラウザを使っている場合】
Chrome以外を使っている方も、ほとんど同じように削除できます。
-
Microsoft Edgeの場合:
右上の「…(設定など)」→「設定」→「プライバシー、検索、サービス」→
「閲覧データをクリア」から削除できます。
同じく Ctrl + Shift + Delete でもOKです。 -
Firefoxの場合:
右上の「≡(メニュー)」→「設定」→「プライバシーとセキュリティ」→
「履歴を消去」から選択できます。
どのブラウザでも、
閲覧履歴・cookie・キャッシュを削除しておけば安心です。
ログイン情報やショッピング履歴など、思いもよらない個人データが残っていることもあるので、
この作業は処分前の必須ステップです。
少し前まで、「ブラウザって何?」という状態でしたが、
少しずつ理解できるようになりました。
同じように感じている方は、こちらの記事もどうぞ!

Googleアカウントなどすべてのアカウントをログアウトしておく
複数のGoogleアカウントなど、すべてのアカウントをログアウトしておきましょう。
これでオンライン上の個人情報もほぼ安全です。
PCを初期化(リセット)する
「すべて削除」を選んで完全初期化
「設定」→「システム」→「回復」→「このPCをリセット」へ進み、
「すべて削除」を選択します。
「ローカル再インストール」で安全に処分準備
「クラウドダウンロード」と「ローカル再インストール」が表示されますが、
私は「ローカル」を選びました。
クラウドダウンロードは一度インターネットから再取得する方法で、
通信や時間がかかることがあります。
一方の「ローカル再インストール」は、
PCの中にあるシステムを使って再セットアップする方法なので、
ネット環境に関係なく完結できて安全なのです。
わからなかったので、ChatGPT(私は親しみを込めて“ちゃぴ子”と呼んでいます)に教えてもらいました。
説明を聞いて、「なるほど、そういうことか!」と納得。
安心して作業を進めることができました。
PCの処分方法を選ぶ

今までありがとう!
メーカーの無料回収サービスを利用
パソコンには「PCリサイクルマーク」が付いていることが多く、
メーカーに申し込めば無料で回収してもらえます。
私はこの方法にしようと思っています。
宅配で送るだけなので、とても簡単です。
自治体や家電量販店の回収ボックスも便利
自治体や量販店のリサイクルボックスに入れる方法もあります。
個人情報が消去されていることを確認してから持ち込みましょう。
やってみて感じたこと
思っていたより、やってみたら簡単でした。
AIに相談しながら一つずつ進められたおかげで、
不安も減り、「自分でもできた!」という達成感がありました。
そして、Windows標準のセキュリティがこんなに優秀だと知ったのも今回の収穫。
と、かなり得した気分です。
新しいPCでの生活が本格的にスタートし、気分も新鮮。
長年お世話になったPCに「ありがとう」と心の中で伝えながら手放しました。
まとめ
-
データ移行 → 不要アプリ削除 → 履歴削除 → 初期化 → 処分
この流れで進めれば、安心して古いPCを手放せます。 -
無料のWindows標準のセキュリティでも十分に安全。
-
手順を踏めば、60代でも一人でできる!
おわりに|60代のTry & Learn、まだまだ続きます!

ずっと作ってみたかったパエリアに挑戦!
現在は娘と暮らしています。
ついつい、苦手なPCのことは娘に頼ってしまいがちです。
でも、いつ一人暮らしが始まってもおかしくない状況なので、
時間がかかっても、なるべく何でも自分でやってみよう──
そんな気持ちを大切にしています。
PC苦手意識が強い私ですが、ChatGPT(AI)に協力してもらい古いPCのデータ移行から初期化・処分まで一人でできたことは、小さな自信となりました。
PCの処分が無事に終わり、気持ちが少し軽くなりました。
でも──私の「Try & Learn」はここで終わりではありません
実は最近、もうひとつ“初めての挑戦”をしました。
それは──20年以上前からいつか作ってみたいと思っていたパエリア作りです。
レシピを見ながら見よう見まねで作ってみたら、思った以上にうまくできてびっくり!
これからは、「苦手」や「できそうにない」という気持ちを少しずつ手放していこうと思いました。
次は、以前から気になっていた**動画編集ソフト「DaVinci Resolve」**の練習に挑戦します。
パエリアのように“やってみたら意外と楽しい!”と思えるかもしれませんね。
これからも、60代の“try and learn(挑戦と学び)”を楽しみながら続けていこうと思います。
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